中小企業診断士

中小企業診断士の研究会活動をとは?アンケートと共に実態解説!

中小企業診断士は診断実務を行うだけでなく、診断士間の交流やスキルアップのために様々な団体や研究会に活動に所属するチャンスがあります。

これらの団体に所属することで診断士間の人脈や知識を獲得することができます。

中小企業診断士の研究会や勉強会の実態やメリットなどを現役診断士のアンケート共に解説します。

研究会・勉強会とは

中小企業診断士には様々な団体がありますが、その中でも一番代表的なものは研究会です。

研究会は中小企業診断協会に属していて、協会に所属している人しか入れません。

また、研究会以外にも各種有志の団体や勉強会が存在して、診断士自体のスキルアップだけでなく、診断士受験生を支援する団体もあります。

約8割の中小企業診断士は1年目に何らかの団体に所属しています。

特に1~2つの団体に所属している人が多いです。中には5団体以上所属している人もいます。

勉強会や研究会は入ってみないと、自分にとって有用かどうかの判断も難しいので、時間に余裕があり、または初年度から活躍をしたい方はなるべく多くの団体に入ることをお勧めします。

アンケートの結果では大半の診断士は所属して”大変良かった”または”良かった”と考えています。

研究会や勉強会に所属するメリット

次に中小企業診断士の団体に所属するメリットを解説します。

まず最もメリットと考えられているのは診断士のネットワークを拡大できることです。良い同業者と出会い、刺激を受け、場合によっては仕事につながることもあります。

次に専本知識やノウハウを獲得できることができます。各勉強会や研究会ではそれぞれの専門知識を得ることが可能です。また獲得できた専門知識を実践できる団体もあります。

中小企業診断士の団体を通じて、仕事を獲得できるケースもあります。団体の中の人脈からの紹介だけでなく、営利活動として仕事の獲得を図っている団体もありますのでそこに所属して仕事を得ることもできます。

研究会や団体によっては診断士実務を行うことができ、診断士更新のためのポイント獲得ができるとこもあります。

研究会や勉強会の探し方

どうやって研究会などの診断士の団体を探せばいいのでしょうか?

研究会であれば各種中小企業診断協会のイベントに顔を出すのが一番早いでしょう。

特に新人の入会が多い春頃の協会イベントでは多くの研究会が紹介されています。

特に一年目の方は研究会だけでなく、各種団体も合格発表から春頃までにセミナーなどを実施して紹介や募集しているケースが多いですので、興味がある方は合格発表後はアンテナを立てて情報収集をしましょう。

また診断士間での口コミや紹介、ネット検索で団体を見つけるケースもあります。

現役診断士から新人診断士へ

アンケートに協力頂いた現役の中小企業診断士から新人診断士へメッセージを記載します。

  • 最初は沢山参加して取捨選択していけば良いです。ヒヨコ食い的な高額会費を取る研究会とモドキもあるのでお気を付けて
  • 各団体で目指しているところが違うので、話を聞いたり、体験入会するなどして決めた方がいいと思う
  • 企業内診断士の方は積極参加を
  • なるべく多く入った方が良い。後から辞められるので。
  • とりあえず興味あるものに参加してから自分に合うかどうか見極めてください。
  • どこに参加するにしてもちゃんと活動しないとあまり意味ないです。自分から名乗りを上げて自分をアピールしましょう。
  • 研究会含めて大学のサークル的なものも多く、直接仕事に繋がるものは限られているので目的をどこに置くか、何を重視するかを決めて選んだ方が良いと思います。
  • 受験生支援団体は同期の輪が広がります。政策研は年会費とのコストパフォーマンスは高いと思います。
  • フレ研はネットワーク作りのために入っておいて損はないです。WBSは海外の仕事をしたい方向けな印象です。人を大切にする研究会は、組織づくり関係を学ぶにはこれからの時代必須の内容が学べるのでおススメです。

まとめ

中小企業診断士としての活動を有意義に進めるためにも、研究会や勉強会などの活動は重要です。

これらの集まりで知識を習得し、価値ある人脈を築くことができます。

また途中でやめることもできますのでまずは積極的にいろいろなところへ顔を出してみましょう。

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しばたろー
大手素材企業でマーケティング、新規事業創出、M&A、スタートアップの事業化支援などに従事しながら、中小企業診断士としても活動。 専門領域は中小企業のマーケティング、新規事業創出、オープンイノベーション。